2021年4月28日水曜日

皮膚疾患マメ講座 第30回 皮膚を冷やす方法

 当院ではアセモのような疾患だと冷やすことを指示するのですが,具体的にはどうするか?ということが問題になります。そこでオススメの皮膚を冷やす方法を書き記します。患者さんによっては「これは難しい」と考えるなら,その方法はやめてもいいと思います。特に赤ちゃんには強い方法は控えてください。

 

(入浴編)

1)      お風呂の風呂温を38℃までにする。

2)      長湯をしない。

3)      風呂から上がる時に痒い所を冷水でシャワーする。

4)      風呂から上がった時に冷たいタオルで拭く。初めに冷蔵庫で冷やすのも良。

(就寝時編)

1)      冷水でしぼったタオルを巻く。このタオルを使用前に冷凍室で冷やしておくという手もあります。

2)      氷枕,アイスノンを首の下や局所に敷いて冷やす。適宜タオルや専用の枕カバーをつけてください。ひんやりしてそのまま寝てしまいます。

3)      保冷剤で局所を冷やす。「首元ひんやり氷結ベルト」という商品は,保冷剤が数珠つながりになっていて専用のカバーもあります。

(環境編)

1)      汗をかいたら拭く,冷タオルで冷やす,帰宅したら冷シャワーで流す。この時,熱いシャワーは控える。

2)      扇風機をつける。

3)      冷房をうまく使う。

 

 外用薬も併せて塗る場合の順番は,冷やしてから塗るのが基本ですが,就寝時には塗ってから冷やすことになる場合もあります。個人で工夫してください。他に何かいい方法があれば教えてください。


この隣の美女は誰だ?答えはコーヒーブレイク第30回を見て


コーヒーブレイク 第30回 私,セリフしゃべりました

このコーナーは赤木院長の個人的な趣味を綴ったものです。下手な文章にはご容赦。

これまでも趣味で何度か映画にエキストラで出演しその体験記を書いてきましたが,いよいよセリフをしゃべった話です。

 今回は食品ロス削減啓発のコマーシャル動画を姫路市が製作するというもので出演の話が回ってきました。赤木にはセリフがあるかもしれないという事でした。

 さて撮影日に行ってみると,スタッフさんにいきなり台本が渡され軽い感じで指示が出ます。

「赤木さんはセリフ覚えてください。」

 いや,確かにセリフはあるとは聞いていましたが思ったより長い。長ゼリフは光栄ですが覚えられるか自信が持てなくて焦ってしまいました。他のエキストラさんにはセリフがないので,主役のKIKUちゃんを演じるプロ女優の山口りえさんを除けば私が準主役です(写真)。こんなチャンスは二度とないでしょう。こんな時こそ元演劇部の修行を思い出し,全集中。それで私のセリフというのは

 

「今日は町内の親睦会,皆さん盛りあがりましょう,乾杯!」

「この歌は,もしかして,あなたは,あのうわさのKIKUちゃん?」

「げっ,播磨国(はりまこく)酒宴の辞!」

 

さて皆さん,長いセリフを短時間で覚えるコツを知ってますか?文節ごとの最初のひらがな文字だけを完全に覚えると後は自然に言葉が出てきます。2番目のセリフの場合「こ,も,あな,あの」となりますね。

 演技指導があるわけでもなく,自分なりに考えてオーバーアクションに演じます。こういう土壇場での演技で困った時はテレビの俳優さんのまねをするのが手っ取り早いのです。2番目のセリフは佐々木蔵之介のメリハリの利いた言い回しを,3番目のセリフは昔のドラマ「スケバン刑事」の悪役が「さ,桜の代紋!」と降参する時の決めゼリフを参考にしました。

以上のことを考えながら,一所懸命やったところ撮り直しなしの一発オーケイ。「主役はプロだから当たり前なんで拍手はいりません,赤木さんの演技には拍手してください」と監督からお世辞で褒められ舞い上がってしまいました。最高の気分です。後で自分の演技を見て赤面することになるとも知らず。

1か月後完成した映像のDVDが我が家に届き,早速自分の出演シーンを確認しました。なんじゃこりゃ。素人感丸出しの下手くそな演技に,聞き取りにくい変な高い声。頭の中で想像した完璧なイメージとは全く異なります。佐々木蔵之介さんとは似ても似つかない。しばらくは落ち込んでいたのですが,まあこれも記念だと思い直しこうして書いている次第です。

インターネットで「姫路動画チャンネル」を開いて「姫路」「食品ロス」で検索すると「食品ロス削減啓発動画サイキックKIKUちゃんのもったいない運動」の動画が出てきます。650秒から810秒の間に赤木の登場シーンがありますので興味のある方はご覧ください。

主役のKIKUちゃん役,山口りえさんと