2026年4月5日日曜日

皮膚疾患マメ講座 第49回 丹毒

 

(丹毒とは)

皮膚細菌感染症の一つ。細菌感染によって顔面に紅斑、腫れが広範囲に急速に拡大する病気。触ると熱感をみとめます。

(症状)①顔面の片側に紅斑,腫れが広範囲に「油を流したように」急速に拡大します。この腫れは境界明瞭なことが多い。片側が基本だが両側に拡がることもあります。②痛みや熱感を訴えられることがあります。③ひどいときは発熱,頭痛,悪寒もあります。④さらにひどいと水ぶくれにもなります。

(原因と治療)化膿連鎖球菌(溶連菌)の感染が原因のことが多く,ペニシリン系の抗生物質が効きますが,効果が少ない時はセフェム系の抗生物質を使います。感染ルートは咽頭からともいわれていますが正確には不明です。

(検査)必要であれば細菌感染を調べる血液検査をします。

(その他)同一部位に再発することがあり,習慣性丹毒といいます。リンパの流れが悪くなってくせになっています。

      


コーヒーブレイク 第49回 サーフィン ワイキキビーチ

 

このコーナー読んだ方は皮膚疾患マメ講座も読んでください。

みなさんビーチボーイズの往年の名曲「サーフィンUSA」を知っていますか?この文章はぜひともこの曲をBGMにして読んでください。

 


もしアメリカを横切る海があったら

みんなでサーフィンするのさ

カリフォルニアみたいに  (中略)

サーフィンUSA

というわけで,この前10年ぶりにハワイに行ってきました。前回行ったときは子供達が幼いため海で自由に泳ぐことはできませんでしたが,今回は子供達も成長して大きくなったので,長年の夢だった「ワイキキビーチでサーフィン」をすることにしました。

じゃあ,今までサーフィンの経験があるのか?と質問されたら,答えはノー。今までやったことはありません。サーフィンは一生に1回のみ。それもハワイのワイキキビーチで!それが私の夢。サーフィンはワイキキビーチで始まり,ワイキキビーチで終わる!それくらいの覚悟で臨みました。

サーフィン教室の初心者コースで家族と一緒に早速波乗りに挑戦です。この教室で9割以上の人は波に乗れると聞いたので簡単に考えていたのですが,私は若くないせいかとても大変でした。バランス感覚が悪い上に,膝の筋肉や背筋の筋力がないので,ボードの上に立つことができません。それなのに2人の子供は若いせいで楽々とボードに立って波に乗っているではありませんか。「お父さんについてこい」と見栄をはっていたのに,実際は逆の状態。ボードから海に落ちて動けなくなっているのを子供達に助けてもらう始末です。

          


それでも最後にはサーフィンボードの上で波に乗って3メートル立ちました。その貴重な瞬間を妻が撮影してくれています。すぐ海に落ちちゃうんですけど。

最高に楽しかったです。それでは最後にもう一度ビーチボーイズの「サーフィンUSA」を。

エ~ブリバディ ゴーズ サーフィン

サーフィンUSA

 イエイ イエイ イエイ

エ~ブリバディ ゴーズ サーフィン

サーフィンUSA

2025年12月22日月曜日

皮膚疾患マメ講座 第48回 モンドール病

 

このコーナーは皮膚病診療について独自の視点で解説します。

(モンドール病とは)

胸から腹部,上肢に突然出現する棒状の硬結,しこりです。通常1~3か月で自然軽快します。

(症状)①3060歳の女性に多い。②胸から腹部,上肢に太さ310㎜大,長さ数cmから数十cmに及ぶ硬結,しこり。③自覚症状はあまりないが,ひきつったような痛み,自発痛,圧痛があることもある。④男性でも同様の症状がみられるが,陰茎背側にできることもあるというのが特徴。

(原因)静脈血栓がつまってできるタイプとリンパ液の流れが悪くなってできるタイプがあります。そのきっかけとして①胸部手術,②下着や,きつめの衣服での圧迫,③過度の労働,激しい運動,などがあげられます。

原因不明のときもあります。

(検査)手術検査すると血管の閉塞,すなわち血管が詰まった病理像がみられます。

(治療)通常は1~3か月で自然に消えるので経過観察が基本です。痛みがひどい時は鎮痛剤を処方します。

(その他)女性の乳房に生じた場合,乳癌の合併の可能性があるので診てもらった方がいいでしょう。

        

アオサギ 詳しくはコーヒーブレイクの
ページも見てください

コーヒーブレイク 第48回 冬はバードウォッチングの季節なり

 

このコーナーは赤木院長の個人的な趣味を綴ったものです。下手な文章にはご容赦。

自分のことを多趣味だと思っているのですが,その趣味の一つにバードウォッチングがあります。といっても本格的に山登りして双眼鏡で鳥を覗いたり,望遠レンズ付カメラで鳥の写真を撮るわけではありません。通勤で一時間歩く際に見つけた珍しい鳥をスマホのカメラで撮影するというものです。

 

ホシハジロ

これが結構難しいものです。

 

なんといっても羽で飛ぶことのできる生き物ですから。写真を撮ろうと,スマホをカバンから出して,デジカメの準備をして,さあ撮影と構えると既に被写体の鳥は飛び去ったあと,ということが普通です。

特に小鳥など身軽で勝手気ままに飛び廻る生き物ですから短時間であってもじっとしていません。体のサイズが大きい野鳥であってもこちらがカメラを向けると「やばい,撃たれる。」と勘違いして,飛び去らないまでもこちらから逃げるように走って逃げます。

そのため撮影のために一工夫しなければなりません。目標の鳥を確認したら,その鳥から隠れて鳥から見えない位置に移動しデジカメカメラの準備をして,その見られない位置からおもむろにデジカメカメラを向けて一瞬で撮影するのです。カメラレンズも拡大して最大の10倍にしているから被写体にピントを合わすのは至難の技です。

断言します。私のバードウォッチング&撮影はリアル版ポケモンカード集めで,ポケモンカード集めより困難です。

こうやって成功した写真を赤木皮膚科クリニック便りに載せているのです。

さて表題のように冬には他の季節では見られない中型~大型の渡り鳥がやってくるので,またまたバードウォッチング&撮影を行っています。パシャパシャパシャ。

                  

オオバン

2025年10月23日木曜日

皮膚疾患マメ講座 第47回 蜂窩織炎 ①下腿

 

このコーナーは皮膚病診療について独自の視点で解説します。


蜂窩織炎は黄色ブドウ球菌,化膿性連鎖球菌が,皮膚の小さな傷から皮膚の下に入って,真皮や皮下脂肪で増殖,細菌感染となった疾患です。広範囲に赤くなって腫れあがって局所の熱がでます。

今回は下腿の蜂窩織炎で,患者様に許可を得て写真を提示します。下腿はリンパ管が豊富なため,リンパ管にも感染を及ぼし患側の下腿はとても腫れあがって,正常側の下腿にくらべ太さが2倍くらいに大きくなることもあります。

症例1は皮膚表面に小水疱~水疱が生じているので,元はケガあるいはとびひのようなものから細菌感染したのかもしれません。症例2は手術痕があり,周囲の皮膚が弱くそこから細菌感染したと考えられます。

治療は抗生物質の内服あるいは点滴治療になります。また傷の手当てもいります。局所安静,足の挙上なども必要です。

            

広島の汁なしタンタンメンを食す赤木

コーヒーブレイク 第47回 演劇とコンサートに行きました

 

このコーナーは赤木院長の個人的な趣味を綴ったものです。下手な文章にはご容赦。


 今回は演劇とコンサートに行ったことを書きます。

 演劇:家政夫のミタゾノ,レ・ミゼラ風呂

「家政夫のミタゾノ」というのは松岡昌宏さん演じる三田園さんが家政夫として入る家庭の秘密を暴いたのち解決するドタバタ喜劇のテレビドラマで,今回はそのドラマが舞台化したものです。おなじみのフレーズは

「痛み入ります。」

「承知いたしました。」

「家政婦には秘密守秘の義務がございます。」

元々演劇部に所属していた赤木は,シリアスな設定のドラマより,「家政婦のミタゾノ」のようにミュージカル風で滑稽なところあり,オーバーアクションありの舞台演劇が大好きなのです。

今回はテレビドラマの設定そのまま,かつ出演俳優さんたちが勢ぞろいした上,テレビドラマ以上にハチャメチャに舞台で活躍することが観劇できてとても満足です。

「家政夫のミタゾノ」を知らない方はぜひともDVDで一度ご覧ください。

              


 

コンサート:葉加瀬太郎コンサートツアー

バイオリニストでトークが上手な葉加瀬太郎さんのアクリエ姫路で行ったコンサートを聞きにいきました。有名曲は

情熱大陸

ひまわり

エトピリカ  などなど。

 

特に「情熱大陸」はラストの曲で,観客の皆さんが総立ちで演奏の間中ずっと13000円で購入する派手な色彩のけばけばしい羽根のついた扇子「ハカセンス」を頭上で大きく振るのです。めちゃくちゃ盛り上がる楽しいひと時でした。

                         


2025年6月25日水曜日

皮膚疾患マメ講座 第46回 癜  風(でんぷう)

 

このコーナーは皮膚病診療について独自の視点で解説します。

今回はカビが原因で夏に多い病気,癜風(でんぷう)を紹介します。

(原因)マラセチア菌,菌と書いてありますがカビの一種です。人体の皮膚に寄生するカビで,普通の人の皮膚にも寄生していますが肉眼では確認できません。脂(あぶら)が好きなカビで若い人の胸や首,背中などで,暑い時,汗をかくと増殖します。

(症状)1)若い人,夏,汗をきっかけに,2)胸や首,背中に3)まだらな黒褐色の色素斑,逆に白色斑が多数出現します。4)かゆみは通常少ないのですが,発汗時強いかゆみを感じることもあるそうです。

(診断)顕微鏡検査で癜風菌を確認します。

(治療)通常抗真菌剤の外用薬を1日1回塗布するのみで改善します。抗真菌外用剤でかぶれる事があります。塗って赤くなる,かゆくなる,ということがあれば早めに言ってください。

皮疹が広範囲だったり,外用薬を塗るのが困難な部位の場合には抗真菌剤の内服薬(イトラコナゾール)を内服してもらうこともあります。

場合によっては治癒後長期にわたり色素異常を残すことがあります。

(生活指導)夏に再発しやすいことで有名です。発汗後シャワーをしてください。コラージュフルフル®というカビに効くボディソープもドラッグストアなどで売っているので有効に使ってください。