このコーナーは赤木院長の個人的な趣味を綴ったものです。下手な文章にはご容赦。
約1年前の話ですが,私の好きな小説家の知念実希人(ちねんみきと)さんのサイン会に参加しました。こういう小説家のサイン会というのは通常都会で行われるものなので今回のように飾磨の本屋さんで行われる事はとても珍しいと言えます。作家さんというと時々気難しい方がいらっしゃるのですが,知念さんはとても気さくでおだやかな性格でした。名前からも分かるように沖縄県出身で,東京の医科大学を卒業された医師出身の作家さんです。私が医師であり大学で働いていた時は講師で医局長だったことを話すと,現在の大学医局の大変さをよく理解しておられ,私に熱く語ってくれました。
そんな知念実希人さんの好きな作品を2つ。
一つ目は「ひとつむぎの手」。この作品は大学医局が舞台で,外科医局の独特な世界観,人手不足の現状,そしてそこで働く人々の人間関係が描かれています。大学教授に「君が指導している三人のローテート研修医のうち二人を外科入局させることに成功すれば,君を念願の病院に出向させてやる。その代わり失敗すれば左遷。」と命令を受ける,そんな物語です。
二つ目は「機械仕掛けの太陽」。この作品はコロナ感染症で混乱を極める日本を舞台に,①大学病院の勤務医でシングルマザー,②同じ病院に勤務する20代の女性看護師,③引退間近の70代の町医者,の3人の未知のウイルスとの戦いの話です。
そして2025年の話題といえばなんといっても「天久鷹央の推理カルテ」のアニメ化でしょう。天久鷹央って読めますか?アメクタカオですよ。男っぽい名前だけど女性ですよ。すでに16冊くらいシリーズが続いています。決め台詞は「その病気(ナゾ),私が診断を下してやろう!」。この話はそんなに肩がこらずに楽しめる作品なので,皆様ぜひともTVでご覧ください。
BS11:2025年1月1日24:00~
読売テレビ:2025年1月6日25:59~