2025年10月23日木曜日

皮膚疾患マメ講座 第47回 蜂窩織炎 ①下腿

 

このコーナーは皮膚病診療について独自の視点で解説します。


蜂窩織炎は黄色ブドウ球菌,化膿性連鎖球菌が,皮膚の小さな傷から皮膚の下に入って,真皮や皮下脂肪で増殖,細菌感染となった疾患です。広範囲に赤くなって腫れあがって局所の熱がでます。

今回は下腿の蜂窩織炎で,患者様に許可を得て写真を提示します。下腿はリンパ管が豊富なため,リンパ管にも感染を及ぼし患側の下腿はとても腫れあがって,正常側の下腿にくらべ太さが2倍くらいに大きくなることもあります。

症例1は皮膚表面に小水疱~水疱が生じているので,元はケガあるいはとびひのようなものから細菌感染したのかもしれません。症例2は手術痕があり,周囲の皮膚が弱くそこから細菌感染したと考えられます。

治療は抗生物質の内服あるいは点滴治療になります。また傷の手当てもいります。局所安静,足の挙上なども必要です。

            

広島の汁なしタンタンメンを食す赤木

コーヒーブレイク 第47回 演劇とコンサートに行きました

 

このコーナーは赤木院長の個人的な趣味を綴ったものです。下手な文章にはご容赦。


 今回は演劇とコンサートに行ったことを書きます。

 演劇:家政夫のミタゾノ,レ・ミゼラ風呂

「家政夫のミタゾノ」というのは松岡昌宏さん演じる三田園さんが家政夫として入る家庭の秘密を暴いたのち解決するドタバタ喜劇のテレビドラマで,今回はそのドラマが舞台化したものです。おなじみのフレーズは

「痛み入ります。」

「承知いたしました。」

「家政婦には秘密守秘の義務がございます。」

元々演劇部に所属していた赤木は,シリアスな設定のドラマより,「家政婦のミタゾノ」のようにミュージカル風で滑稽なところあり,オーバーアクションありの舞台演劇が大好きなのです。

今回はテレビドラマの設定そのまま,かつ出演俳優さんたちが勢ぞろいした上,テレビドラマ以上にハチャメチャに舞台で活躍することが観劇できてとても満足です。

「家政夫のミタゾノ」を知らない方はぜひともDVDで一度ご覧ください。

              


 

コンサート:葉加瀬太郎コンサートツアー

バイオリニストでトークが上手な葉加瀬太郎さんのアクリエ姫路で行ったコンサートを聞きにいきました。有名曲は

情熱大陸

ひまわり

エトピリカ  などなど。

 

特に「情熱大陸」はラストの曲で,観客の皆さんが総立ちで演奏の間中ずっと13000円で購入する派手な色彩のけばけばしい羽根のついた扇子「ハカセンス」を頭上で大きく振るのです。めちゃくちゃ盛り上がる楽しいひと時でした。