2013年11月7日木曜日

コーヒーブレイク 第1回 赤木皮膚科クリニック5周年を迎えて


     

このコーナーは赤木院長の個人的な趣味を綴ったものです。下手な文章にはご容赦。

 

赤木皮膚科クリニック5周年を迎えて

 おかげさまで2013115日をもちまして開院5周年を迎える運びになりました。これも患者様をはじめ関係者皆様のおかげであると深く感謝しております。長らく母校の島根医科大学(現島根大学医学部)で研鑽を積んだのち姫路で開業することを決意するのですが、元々は網干の出身なので姫路の大多数に土地勘がなくどこで開業すればいいのかさっぱりわからない状態でした。税務士さんと相談した結果白浜に決定しましたが、この5年間診療していてこの選択に間違いはなかったと実感しています。

 5年経って何をすべきかいろいろ考えましたが、ホームページを刷新しコラムなどを作りその内容を赤木皮膚科便りとしてクリニックの受付に置くことを思いつきました。文章に自信はないのですが、クリニック側と患者様側になにか結び付けれるものはないかと考えた上でのことです。一応季節ごとに更新と発行するつもりですが夏はとても忙しいのでできない可能性があり、おそらく年3回になるだろうと想像しています。

開院当初より赤木皮膚科クリニックには2つの理念がありました。1つ目は地域に根ざし地域に親しまれる診療所になること。2つ目はクリニックであっても高度な治療内容を提供することです。その目標からすると第1段階としては一定レベルの事が達成できたのかなと自負しておりますが、反面まだまだ改善の余地がある部分も多く残っています。

地域に根ざす診療所になるために、患者様にあいさつをはじめ親愛な態度で接し、詳しくムンテラ(説明)を行うことにより疾患と治療内容を理解してもらうように考えております。しかし疲れているとそれが表情に出てしまったり,気が付くとコンピューターカルテに視線がいってたりと、お叱りを受けることもありました。普段から心がけていることですが患者様を自分の家族、例えば年配の方なら自分の父か母、同年輩なら兄弟姉妹、子供さんなら自分の子供と置き換えて診るようにしています。が、まだまだ人間が未熟なため失敗も多いです。一歩一歩成長するよう考えていますので、失礼のあった方も長い目で見てやってください。

もう一つ、専門的で高度な治療を提供することですがこれには限度がありません。いくら患者様と良好な関係が築けても症状が改善しないのでは意味がありません。現在でも多くの疾患に対して赤木皮膚科クリニック独自の治療法を開発しているつもりです。(この点は他ページの「皮膚疾患マメ講座」に書きますのでまた読んでいただければ幸いです。)しかし一部の疾患では自分でも満足のいかない部分がある事も事実です。これらの難治な疾患については今後の課題として徐々に取り組んでいく予定です。さらに医学は日進月歩であり、常に新しいことを取り入れないと遅れていきます。日々精進することが必要で種々の学会や研究会に出席して勉強する必要があります。更に学会発表もすることが自分の進歩につながると考えています。先日は日本中部支部学会で、新しい遺伝子検査を発見したので発表してまいりました。そしてそのために患者様にはご迷惑をおかけしますが一部診療休診することがあります。まだまだ未熟な部分もある私ですがこんな風に心がけていることだけは知っておいてもらって、ちょっと安心してもらえればと思っています。

今回は最初ということもありまじめな内容になりましたが、次回からはもう少しくだけた内容になる予定です。

それでは次回もまた読んで頂きますようお願いいたします。