皆さんは40年前のマンガである「すすめパイレーツ」を知っていますか。
先日,作者の江口寿史さんにお会いする機会がありました。代表作はテレビアニメにもなった「すとっぷひばりくん」なのですが,赤木にとって江口寿史さんといえば何といってもデビュー作の「すすめパイレーツ」。小学生の時少年ジャンプで毎週欠かさず読んでいました。この作品のストーリーやギャグによって私の人格が形成され,大人になったらパイレーツに入ってその仲間になりたいと本気で願ったものです。
だから一般的に漫画の神様といえば手塚治虫さんなのですが,赤木にとっては江口寿史さんこそ漫画の神様なのです。
そんな江口寿史さんに会えるチャンスが巡ってきました。明石で江口さんのイラスト展覧会があり,期間中一日だけ江口さんが実際にイラストを描くのを見学できるイベントがあったのです。しかもラッキーなことにサイン会も急遽行うことになりました。
尊敬する江口さんとお話できる一生に一回のチャンスです。皆さんはこんな時どうしたらこの突然のチャンスを活かすことができるか知っていますか?お答えしましょう。こんなチャンスがあるかもしれない,とあらかじめ想定しておき,話題や小道具を前もって用意しておくのです。
今回は「すすめパイレーツ」の単行本を全巻荷物の中に入れて持っていき,お会いした時に江口さんに見せて,自分が本当のパイレーツファンであることを示しました。実際江口さんはかなり感動していただいたみたいです。何といっても会場に集まっている大勢のお客さんで江口さんのマンガ本を持ってきた人は私以外にはいません。つまり「私が一番ファンです。」とアピールすることに成功したのだと思います。
江口さんは色紙にパイレーツのキャラクターの犬井犬太郎を描いて下さいました。ああ,この感動をどう伝えたらいいでしょう。「すすめパイレーツ」はとっくの昔に最終回を迎えており,それ以降新作を見ることは願ってもできない事とあきらめていました。なのに新作を,しかも私だけが見ることをできるのです。こんな幸せなことはありません。